アルミブロックエンジンについて


軽量化のため、ここ10数年に設計されたエンジンは、
ほとんどがアルミ製のブロックを採用しています。
しかし、アルミそのままでは熱に弱く、耐磨耗性も低いため、
摩擦部分、例えばシリンダーにはライナーと呼ばれる鋳鉄製の筒が打ち込まれ、
クランクシャフトの支持部にはメタルベアリングと呼ばれる
スズ系のメッキを施したスチール製のプレートが使われています。

また、それと直接接触するピストンリングやクランクシャフト、
その他コンロッド、カムシャフトやロッカーアーム、ベアリング類など、
摩擦抵抗を生むパーツはすべてスチール製です。
事実上、IXLが作用する摩擦熱・摩擦圧力の発生する部分は、
90%以上がスチール材と考えていただいて結構です。

ごく一部にはアルミのシリンダー内壁に特殊なメッキを施し、
鋳鉄スリーブを廃止したエンジンもありますが、
シリンダーと直接接触しているのは細いピストンリングですので、
元々ピストンの上下動による摩擦抵抗はそれほど大きくありません。
また、ピストンリングにはスチール材が使われているため、
IXLはしっかりと作用します。


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